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複勝・3連複連動理論(V3.0) 2016/7/9

◎複勝・3連複連動理論とは

投稿日時:2016/07/09(土) 01:22

 

 馬券が発売されると、競馬場やWINSの場内テレビにはそれらの馬券のオッズが刻々と変化して表示されます。これらのオッズはオッズプリンターを利用して印刷することができるようになっています。

いろいろな競馬ファンが、それぞれの思惑で馬券を購入していると思います。本命党、穴党などさまざまな買い方がありますが、不思議なことに全体を集計してみると、納得のいく売れ方になっているのです。

 例えば、勝ち馬を当てる「単勝式」という馬券があります。この馬券に注目してみましょう。レース全体の単勝式の投票数で、その馬に投票された単勝式馬券の枚数を割れば、支持率というものが計算できます。2005年の菊花賞というレースでは、ディープインパクトという競走馬に人気が集中しました。この馬の単勝式馬券は11,218,599票でした。これを、全体の単勝式の投票数14,193,582票で割ると単勝支持率は79%という数字になります。

 このように計算された単勝支持率と勝率とは、非常に関連が深いのです。

1986年1月から2016年5月末のダービー終了日まで)の30年5ヶ月間には、104,091レースが行われました。延べ1,370,836頭の競走馬が出走しています。この約137万頭の競走馬の中で、支持率0%(小数点以下を四捨五入しているので、実際には支持率0.5%未満)という競走馬は、126,354頭でした。多くの人々が、「ほとんど勝てないのでは」と思った馬でしょう。

ところが、その126,354のうち、195頭が実際のレースに勝っています。勝率を計算すると0.15%ですから、四捨五入して整数にすると勝率0%になります。支持率0%の競走馬の勝率は、0%ということです。

同じように計算してみると、単勝支持率1%の競走馬の勝率は1%,t単勝支持率2%の競走馬の勝率は2%、単勝支持率3%の競走馬の勝率は3%、単勝支持率4%の競走馬の勝率は4%、単勝支持率5%の競走馬の勝率は5%となっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

驚くことに、50%くらいまでは単勝支持率と勝率はほとんど同じような値になっています。競馬ファンの投票結果は、意外と妥当な考え方になっているのです。見方を変えれば、現在の中央競馬会の競馬は、公正に行われているとも考えることができます。

この事実がわかったとき、「3連複」という馬券は「複勝式」の売り上げ状況を参考にすればよいのではと考えました。「複勝式」という馬券は、通常は3着以内に入る1頭の競走馬を当てる馬券です。(7頭以下の場合は2着までです。)

 「3連複」の馬券は3着以内に入る3頭の競走馬を当てる馬券ですから、「複勝式」と「3連複」の馬券の間には何らかの関連があるのではないでしょうか。「単勝式」の馬券の支持率が勝馬の勝率と関連があるように、「複勝式」の支持率が「3連複」の的中率と連動しているかもしれない。私がそう考えて研究しているのが「複勝・3連複連動理論」です。

詳しくは、「イデア競馬新書1 複勝オッズを見て3連複馬券を買いましょう!」(新書版 800円+税)という本をイデア出版局から出版しましたので、ご覧ください。

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